「幼稚園の先生に『少し気になります』と言われたことはありませんか?」
「みんなと同じように動けなくて」「呼んでも振り向かなくて」「集団の中で浮いてしまう」——そんなわが子の様子が引っかかって、でもどこに相談すればいいかわからない。そういう気持ちを抱えている保護者の方は、思っているより多くいます。
今日は、そんなお子さんが音楽教室でどう変わっていったか、実際のエピソードとともにお伝えします。
目次
「指示が通らない」の正体
「指示が通らない」と感じる場面は、どんなときでしょうか。
- 名前を呼んでも反応が薄い
- やることを説明しても、途中で別のことを始めてしまう
- 集団でのルールが守れない
- 着替えや準備など、段取りが必要なことが極端に苦手
こういった行動は、「わがまま」でも「やる気がない」でもありません。多くの場合、情報の処理の仕方や、感覚の受け取り方が、まわりの子と少し異なっているだけです。
しかし学校や園の集団生活の中では、その「少し」が積み重なって、子ども自身が「自分はできない」「自分はダメだ」という感覚を持ち始めてしまうことがあります。
それが一番、心配なことだと私は思っています。
音楽が「指示の通り道」になる理由
音楽には、言葉以外の方法でコミュニケーションができるという大きな特徴があります。
たとえば、ピアノでこんなリズムを叩いたとします。
「タン・タン・タン・タン」
子どもはそれを耳で聴いて、体でまねします。この「聴いて→体で反応する」という流れは、脳と体をつなぐ練習そのものです。
言葉で「こうしなさい」と説明するよりも、音やリズムで「こうだよ」と伝えるほうが、すんなり体に入る子がいます。それは感覚の受け取り方が言語より音が得意な子、あるいは視覚よりも聴覚が優位な子に多く見られる反応です。
音楽のレッスンを通じて「聴いてまねする」「音に合わせて動く」を繰り返すことで、徐々に「人の言うことを聴いて体を動かす」という回路が育っていきます。
あるお子さんの話
入会当時5歳だった男の子のことです。
お母さんから最初にいただいたメッセージには、こう書かれていました。「幼稚園で『少し集団行動が難しいです』と言われました。診断はついていませんが、家でも呼んでも振り向かないことが多くて。音楽教室は受け入れてもらえますか?」
もちろん、大歓迎です。
最初のレッスンは、ピアノには触れませんでした。ただリズムを叩いたり、音を聴いて「高い?低い?」と答えたり、好きな音楽を一緒に聴いたりするだけ。
でも、3回目のレッスンのとき。
私がピアノで短いメロディを弾いたら、その子がおもむろに鍵盤に手を伸ばして、同じメロディをたどたどしく弾いたんです。「真似してみたの?」と聞いたら、こくりとうなずきました。
「入会から半年後、幼稚園の先生から『最近、少し話を聞いてくれるようになりました』と言われました。音楽教室のおかげかはわかりませんが、息子が変わってきているのは確かで。先生に教えたかったです。」
——年長さんのお母さん(入会9ヶ月)
発達支援対応のレッスンで、大切にしていること
井上音楽教室では、発達支援が必要なお子さん、あるいは「グレーゾーン」と言われているお子さんに対して、次のことを大切にしています。
①「できないこと」ではなく「できること」を見る
最初から「この子には難しい」と決めつけません。どんな刺激に反応するか、何に興味を示すかを観察しながら、そのお子さんに合ったアプローチを探します。
②「同じペース」を求めない
学校の授業は全員が同じペースで進みますが、個別レッスンではその必要がありません。同じ内容を10回繰り返してもいい。前回の続きをゆっくり進めてもいい。お子さんの「今日のコンディション」に合わせて、その日の進め方を柔軟に変えます。
③「音楽が楽しい」を最優先にする
どれだけ丁寧に教えても、嫌いになってしまったら意味がありません。30分のレッスンを終えたとき、「また来たい」と思ってくれることが、一番の目標です。
「普通の音楽教室では断られた経験がある」という方へ
これまでに、他の教室に問い合わせて「お断り」されたことがある方からご連絡をいただくことがあります。
そういった方にこそ、まず体験レッスンに来ていただきたいと思っています。
「どんな様子かだけ見せてほしい」「合わなければそれでもいい」——そのくらいの気持ちでお越しください。体験の30分で、このお子さんと音楽の間にどんな接点があるかを一緒に探しましょう。
体験レッスンのご案内
発達支援対応のレッスンについて、詳しくは体験レッスンでお話しします。
「うちの子は大丈夫かな」と思ったら、まずはお気軽にご連絡ください。
お子さんに会えるのを楽しみにしています。
井上音楽教室
公式サイト
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