「音感って、生まれつきのものだと思っていました。だからうちの子には音楽は向いていないかなって」
体験レッスンの申し込みフォームに、こんなメッセージが入っていました。
読んだとき、「ああ、この誤解を解かなければ」と強く思いました。
音感は才能ではありません。育てるものです。
そして、適切な環境があれば、「音感がない」と思われていた子がどう変わるか——今日は1年間の実際の変化をお伝えします。
目次
「音感がない」は本当か?脳科学が示す事実
絶対音感と相対音感——多くの親が混同していること
「音感」と聞くと、多くの方が「絶対音感」を思い浮かべます。音を聴いた瞬間に「これはラだ」とわかる力。確かにこれは訓練が必要で、特に幼少期(3〜7歳)に音楽教育を受けた人に多く見られます。
でも、音楽を楽しむために必要な音感は、絶対音感ではありません。
相対音感——音と音の「関係性(高い・低い・同じ)」を感じ取る力——がわかれば、歌えるし、弾けるし、音楽を心から楽しめます。そしてこの相対音感は、何歳からでも、練習によって確実に育ちます。
「うちの子は音感がない」と感じるとき、正確には「まだ音に意識を向けたことがない」状態であることがほとんどです。
聴こえているのに、聴いていない
小さな子どもは、音を「聴こえている」けれど、音を「聴いていない」状態が多い。テレビの音、外の音、話し声——日常は音で溢れていますが、その音に意識を向ける経験が少ない子は、音の「細かな違い」に気づきにくい状態になります。
これを音感がないと判断するのは、早計です。
音楽教育は「音に意識を向ける訓練」でもあります。週1回、音に集中する時間を積み重ねるだけで、半年後・1年後には明確な変化が現れます。
入会から1年間——ある親子の記録
ここからは、実際に通ってくれている生徒さんの1年間の変化をお伝えします(保護者の許可をいただいています)。
Sちゃん、入会時6歳。
お母さんからの第一声は「この子、ピアノも向いてないかも。でも何か習わせたくて来ました」でした。
入会1ヶ月後:
最初の変化は「音に反応するようになった」こと。自宅のテレビのCMの音を真似しておもちゃの木琴でたたけるようになったと言ったとお母さんから報告がありました。「以前はそんなこと言ったことなかった」と驚かれていました。
入会3ヶ月後:
ピアノで「ド」と「レ」の違いを確実に聴き分けられるようになりました。「この音とこの音、どっちが高い?」という問いに、正確に答えられる場面が増えてきました。この頃から、歌うことへの抵抗が少し減り始めました。
入会6ヶ月後:
童謡を弾きながら、自分でメロディーを口ずさむようになりました。音程を合わせながら歌える瞬間が出てきました。
入会1年後:
学校の音楽の授業が「一番楽しい時間」になったとお母さんから連絡がありました。「先生に音感がいいですねって言われて、本人がすごく嬉しそうだった」というメッセージを読んで、私も胸が熱くなりました。
「音感がない」と「音感が育っていない」は違う
親御さんが「音感がない」と感じるとき、実際に起きていることのほとんどは以下のどちらかです。
| 「音感がない」と見える状態 | 実際に起きていること |
|---|---|
| 音程を外して歌う | 声と音の関係をまだ学んでいない |
| ドとレの区別がつかない | 音に意識を向けた経験が少ない |
| リズムが合わない | リズムを体で感じた経験が少ない |
| 楽器の音を聴き分けられない | 音の種類を意識的に聴いたことがない |
どれも「育っていない」状態であって、「育てられない」状態ではありません。
先生からひとこと
音感について質問を受けるとき、私がいつも伝えることがあります。
「耳は、使えば育ちます」
産まれた瞬間から音を聴いているはずなのに、音感が育っていないように見える子がいるのは、「聴こえている」と「聴く」が違うからです。意識的に音に向き合う時間が、耳を育てます。
絶対音感がなくても、音楽は楽しめます。相対音感は大人になってからでも育ちます。「うちの子には音楽は向いていないかも」と思っている親御さんほど、一度体験に来てほしいと思っています。
こんな方に向いています
- 「うちの子は音痴・音感がない」と思っている
- 音楽の授業が苦手だと子どもが言っている
- 才能がないから習い事として向いていないと感じている
- 始めるなら早い方がいいのはわかっているが、踏み出せていない
当てはまることがあれば、まず30分だけ来てみてください。
体験レッスンのご案内
「音感がないかもしれないけど大丈夫ですか?」という相談は、体験レッスンで何度もいただいてきました。
大丈夫です。そういう子こそ、変化が劇的です。
体験レッスンは30分・完全無料。4月中のお申し込みで入会金が半額になるキャンペーンも実施中です。
「音感について詳しく相談したい」という方もお気軽にどうぞ。
井上音楽教室
公式サイト
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