はじめに
近年、学校以外の場所で子どもが安心して過ごせる場の重要性が高まっていると感じます。
さまざまな理由で学校という環境が合わず、心身のバランスを崩してしまう子どもたち。
その背景には、社会全体が「頑張ること」や「成果を出すこと」を求める風潮があるのではないでしょうか。
情報が溢れている社会においては、自分で情報を選んでいく必要があります。その情報を子どもに伝えたり、その指導に一貫性がなかったりする子どもは情報に振り回されることになってしまい、疲れてしまいます。
私の教室では、音楽を通じて
「無理をしなくてもいい」
「自分らしいペースで進めばいい」
というメッセージを伝えています。
音楽は人の心を映し出す鏡のような存在です。
子どもたちは楽器の音や歌を通じて、自分の内面と自然に向き合うことができます。
「寄り添う」ことの価値
学校に行けなくなったという相談をされることが度々あります。
その子にとっての寄り添いとは何かを伝えています。
考えてみてください。
親が励ますことでしょうか。
学校に行かせることでしょうか。
元気を出させることでしょうか。
いや違います。
その子自身に寄り添い、ありのままの状態を受け入れてあげることです。
それが心の休息になるのです。
こうした関わりを通じて改めて感じるのは、「子どもが安心して話せる相手や場所」が持つ力の大きさです。
学校だけでなく、外部にこうした場所があることで、子どもたちは自分を見つめ直し、新しい一歩を踏み出すきっかけを得られるのです。
教室が目指す未来
私の教室は単なる音楽教室ではありません。
子どもたちが「頑張る」から解放され、自分の心と向き合うことができる場所です。
もちろん、上達することが目標の一つではあります。
実際に当教室ではアニーに出場したり、コンクールで上位入選を果たしたり、
活躍している子もいます。
しかし、
上手に弾くことや歌うことだけが目的ではありません。
「自分らしさを見つけること」
「自分を大切にすること」
を大切にしています。
自分のことを大切に思い、認め、満たされることで、新たな目標や夢に向かっていくことができるのです。
子育てで失敗したなんてことはありません。
どんな子どもでも完璧な存在なのです。
そんな素晴らしい子どもたちを信じてあげること。
認めてあげること。
大切に思い、理解してあげること。
これが大切になるのです。
大切に思うとはどんなことをいうのでしょうか。
実は意外と知らないことも多いかもしれません。
毎日、お子さんに大好きだよって言っていますか?
生まれてきてくれてありがとうって言っていますか??
お子さん自身に自分は認められている。
大切にされている。
愛されているっていう思いが心に生まれた時、
子どもたちは自分らしさを肯定的にとらえ、
「こんなことやってみたい」
「こんなことできそう」
って自分の思いや意欲が生まれ、いろんなことにチャレンジしようと思うようになるのです。
私は、そのようなこと言える社会を作るため、まずは音楽教室で伝えています。
この教室が、音楽を通じて子どもたちや保護者にとっての「安心できる居場所」になれるよう、
これからも活動を続けていきます。
そして同時に、社会全体でもこうした価値観が広がっていくことを願っています。
当教室でお子さまの未来を応援します
教室選びは、お子さまの可能性を広げる第一歩です。体験レッスンを通じて、ぜひ教室の雰囲気や指導のスタイルを体感してくださいね。
参加してくれる全ての小学生が親しみをもって接してくれています。
体験レッスンや詳しいお問い合わせは、こちらのページからどうぞ。お待ちしております!
講師プロフィール
井上敬史 (けいてぃ先生)
音楽教育者 / コーチング専門講師 / 井上音楽教室主宰

経歴
[静岡県出身・玉川大学芸術学部卒業]
幼少期より音楽に親しみ、学生時代にはピアノを専攻し、幅広い音楽知識と演奏技術を習得。その後、教育の現場に携わり、11年にわたり子どもから大人まで幅広い層を対象とした音楽指導を行う。
また、音楽教育にコーチングの手法を取り入れることにより、「自ら考え、表現する力」を育む教育法を確立。これにより、生徒一人ひとりが個性を生かしながら成長できる環境を提供している。
現在は、静岡市を拠点にした音楽教室「井上音楽教室」を運営。グループレッスンや個人指導を通じ、音楽を学びながら非認知能力(自己表現力、コミュニケーション力、思考力)の向上を目指したプログラムを提供している。
実績・取り組み
令和5年度 教育研究奨励賞受賞(ICT教育)
平成29・30年度 SBSテレビで音楽授業が放送され好評を得る
毎年、卒業ソングや在校生からの贈る曲を作曲
静岡市立小中学校の開校に伴い、校歌を作曲
リコーダー全国大会に中学2年生を3度出場させ、リコーダー指導者賞を受賞
某企業の社歌作曲を担当
- 地域でのワークショップや音楽イベントの企画・開催
- 音楽教育に関する本、コラム執筆や講演会SNSを活用した情報発信

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