現代の教育では、学力やテストの結果だけでなく、子どもの心の発達や非認知能力(集中力、協調性、自己肯定感など)がますます重視されるようになっています。
特に、AIの成長が著しい現代において、こうしたスキルは社会に出てからも大いに役立ち、自分の目標に向かって挑戦し続ける力となります。
このような非認知能力を育む手段の一つとして「音楽教育」が注目されています。
音楽教育は、単に楽器の演奏技術を習得するだけでなく、感情を豊かにし、社会的スキルを育てるための大きな可能性を秘めています。
以下では、音楽教育がもたらす力について詳しくご紹介します。
目次
1. 自己表現力が育つ
音楽は言葉だけでは表現しきれない感情を自由に表現する手段となります。
また、言葉では表現が難しい子どもでも、音楽を通じて自己表現をすることができ、その経験が人生の支えとなることもあります。
例えば、ピアノやギターを弾いたり、歌を歌ったりすることで、子どもたちは自分の感じたことや考えを音楽を通じて外に出すことができます。
この過程で自己表現力が高まり、自分の思いを大切にする心が育まれるのです。
さらに、自己表現を通じて他者との交流が生まれることもあります。
自分の音楽を通じて周囲と感情を共有することで、コミュニケーション能力が向上し、人間関係がより豊かになる可能性があります。
2. 集中力と忍耐力が鍛えられる
楽器の練習には根気が必要です。
一つのフレーズを何度も練習し、少しずつ上達していく過程は、子どもにとって大きな挑戦ですが、この繰り返しが集中力と忍耐力を育てます。
日々の練習を通じて、目標を達成するためには粘り強さが必要だということを学びます。
また、自分の努力が形となり、成果を実感できることが、子どもたちのやる気を引き出します。
これは勉強やスポーツなど、他の分野にも役立つスキルであり、子どもたちの将来に大きな影響を与えるでしょう。
3. 自己肯定感が高まる
音楽の練習を通じて、できなかったことができるようになる瞬間、子どもたちは自分に自信を持ち始めます。
「自分にもできる」という成功体験が重なることで、自己肯定感が育まれ、ポジティブな自己イメージが形成されます。
例えば、発表会で演奏を成功させたとき、子どもたちは達成感を味わいます。
このような経験を積み重ねることで、挑戦を恐れずに新しいことに取り組む姿勢を養うことができます。
4. 協調性や社会性が育つ
合奏やアンサンブルでは、他のメンバーとタイミングを合わせたり、お互いの音を聴きながら演奏を進めたりする必要があります。
これにより、他者と協力して一つの目標を達成するための協調性が身に付きます。
ピアノの個人レッスンでは協調性を培う機会が限られるかもしれませんが、当教室の音楽遊びでは集団で関わり合いながら音楽を通して感性や協調性を磨き、社会性を育てていきます。
この経験を通じて、仲間と音楽を共有する楽しさや友情が深まると同時に、コミュニケーション能力が向上します。
5. 感情のコントロールが身に付く
音楽は子どもの情緒を豊かにし、感情を上手にコントロールする力を育てます。
たとえば、悲しいときにゆったりとした曲を演奏したり、嬉しいときに明るい曲を選んで演奏したりすることで、自分の感情を音に乗せる方法を学びます。
これは将来、感情的なストレスに対処する方法の一つとして役立ちます。
音楽を通じて自分の感情を整理する力を身につけることで、子どもたちはより豊かな心を育むことができるのです。
音楽教育で子どもの可能性を広げる
音楽はただ楽しいだけでなく、子どもの内面を豊かにし、さまざまな能力を引き出してくれる素晴らしい教育方法です。
当教室では、単に演奏技術を教えるだけでなく、子どもたち一人ひとりが自分のペースで成長し、自己表現力や集中力、協調性を育てることを目指しています。
また、音楽教育を通じて子どもたちが自信を持ち、自分らしく輝ける未来をサポートするために、これからも丁寧に指導してまいります。
子どもの可能性を広げる音楽教育に興味のある方は、ぜひ私たちと一緒に新しい一歩を踏み出しましょう。
当教室でお子さまの未来を応援します
教室選びは、お子さまの可能性を広げる第一歩です。体験レッスンを通じて、ぜひ教室の雰囲気や指導のスタイルを体感してくださいね。
参加してくれる全ての小学生が親しみをもって接してくれています。
体験レッスンや詳しいお問い合わせは、こちらのページからどうぞ。お待ちしております!
講師プロフィール
井上敬史 (けいてぃ先生)
音楽教育者 / コーチング専門講師 / 井上音楽教室主宰

経歴
[静岡県出身・玉川大学芸術学部卒業]
幼少期より音楽に親しみ、学生時代にはピアノを専攻し、幅広い音楽知識と演奏技術を習得。その後、教育の現場に携わり、11年にわたり子どもから大人まで幅広い層を対象とした音楽指導を行う。
また、音楽教育にコーチングの手法を取り入れることにより、「自ら考え、表現する力」を育む教育法を確立。これにより、生徒一人ひとりが個性を生かしながら成長できる環境を提供している。
現在は、静岡市を拠点にした音楽教室「井上音楽教室」を運営。グループレッスンや個人指導を通じ、音楽を学びながら非認知能力(自己表現力、コミュニケーション力、思考力)の向上を目指したプログラムを提供している。
実績・取り組み
令和5年度 教育研究奨励賞受賞(ICT教育)
平成29・30年度 SBSテレビで音楽授業が放送され好評を得る
毎年、卒業ソングや在校生からの贈る曲を作曲
静岡市立小中学校の開校に伴い、校歌を作曲
リコーダー全国大会に中学2年生を3度出場させ、リコーダー指導者賞を受賞
某企業の社歌作曲を担当
- 地域でのワークショップや音楽イベントの企画・開催
- 音楽教育に関する本、コラム執筆や講演会SNSを活用した情報発信

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