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これからの時代に必要となる力とはどのようなものでしょうか。
ここ数年で世の中は劇的に変化しています。
今ではスマホが当たり前のように使われていますが、15年前はほとんどの人がガラケーを使用していたんです。
ガラケーの時代を思い出してみると、こんなにテクノロジーが進化し、スマホが生活の一部になるなんて想像もつかなかった人が多いでしょう。
これからの時代も、同じように予測が難しい未来が待ち受けています。
AIが今ある仕事を奪うと言われている中、VUCA(先行き不透明で将来の予測が困難)という言葉が広がりを見せています。
時代が大きく変化し続ける中で、私たちはどのように子どもたちの教育や習い事を考えていけば良いのでしょうか。
ここで大切になるキーワードが「非認知能力」です。
非認知能力とは?
非認知能力とは、知能検査や学力では測定できない能力を指します。
具体的には、「やる気」「忍耐力」「協調性」「自制心」など、人の心や社会性に関わるスキルです。
これらの力は、学業だけでなく、社会に出たときや人生を豊かにするために非常に重要だと考えられています。
こうした力を伸ばすためには、どのような習い事が適しているでしょうか。一つの答えはスポーツです。
スポーツで非認知能力を育む
スポーツは、非認知能力を育む習い事の代表例といえるでしょう。
特にチームスポーツでは、協調性やチームワークを学ぶことができます。
さらに、やる気、忍耐力、自制心といった力も養われるでしょう。
東京成徳大学の夏原隆之准教授が実施した「子どもの非認知スキルの発達とスポーツ活動との関連性」に関する調査では、小学3年生から中学3年生までの1581人を対象にした結果、スポーツ経験のある子どもは、自制心や忍耐力、目標指向といった非認知能力が未経験者に比べて高いことが明らかになりました。
しかし、スポーツが苦手な子どももいます。
そのような子どもたちにとって、非認知能力を育むための習い事にはどのような選択肢があるのでしょうか。
音楽で非認知能力を育む
私は、音楽を通じて非認知能力を高めることを提案します。
特に、小学校入学と同時に始める音楽遊び教室は、非常に効果的な選択肢です。
集団意識が芽生え始めるこの時期に、仲間と協力して何かを考えたり、一つの目標に向かって取り組んだりする経験は、社会性を育てるだけでなく、ゼロから新しいものを生み出す創造力も養います。
例えば、音楽遊びの中でみんなで一つの曲を作り上げたり、リズム遊びで一緒に協力してパフォーマンスをしたりする経験は、子どもたちにとって貴重な学びの場となります。
困難な課題に直面したとき、仲間と相談しながら解決策を見つける過程は、粘り強く努力する力を育てます。
また、楽しさが伴う活動であれば、途中で諦めることなく最後まで取り組む意欲も高まります。
音楽遊びの楽しさと学び
音楽遊びを通じて非認知能力を育てる活動は、楽しさを重視しながら子どもたちの成長を促します。
例えば、子どもたちが自由に楽器を選び、それぞれの役割を分担しながら一つの目標を達成する経験は、協調性やチームワークを自然に学ぶ場となります。
また、失敗しても何度も挑戦する過程で忍耐力が育まれます。
音楽遊びは、個々の子どもに合わせたアプローチが可能です。
スポーツが得意でない子どもでも、自分のペースで楽しみながら参加することができ、非認知能力を育てる効果があります。
さらに、音楽には感情を豊かにし、自己表現の幅を広げる力もあります。
これにより、子どもたちは自分の思いを音楽を通じて表現する喜びを味わい、自己肯定感を高めることができます。
まとめ
これからの時代に求められる非認知能力を育むためには、従来の教育だけでなく、習い事の選択も見直す必要があります。
スポーツはもちろん、音楽遊びもまた、非認知能力を育てるための効果的な手段です。
特に、楽しさを伴う音楽活動は、子どもたちが自主的に取り組み、協力し合いながら成長できる環境を提供します。
社会の変化が激しいこれからの時代に備え、音楽を通じて子どもたちの可能性を広げていきましょう。
当教室でお子さまの未来を応援します
教室選びは、お子さまの可能性を広げる第一歩です。体験レッスンを通じて、ぜひ教室の雰囲気や指導のスタイルを体感してくださいね。
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講師プロフィール
井上敬史 (けいてぃ先生)
音楽教育者 / コーチング専門講師 / 井上音楽教室主宰

経歴
[静岡県出身・玉川大学芸術学部卒業]
幼少期より音楽に親しみ、学生時代にはピアノを専攻し、幅広い音楽知識と演奏技術を習得。その後、教育の現場に携わり、11年にわたり子どもから大人まで幅広い層を対象とした音楽指導を行う。
また、音楽教育にコーチングの手法を取り入れることにより、「自ら考え、表現する力」を育む教育法を確立。これにより、生徒一人ひとりが個性を生かしながら成長できる環境を提供している。
現在は、静岡市を拠点にした音楽教室「井上音楽教室」を運営。グループレッスンや個人指導を通じ、音楽を学びながら非認知能力(自己表現力、コミュニケーション力、思考力)の向上を目指したプログラムを提供している。
実績・取り組み
令和5年度 教育研究奨励賞受賞(ICT教育)
平成29・30年度 SBSテレビで音楽授業が放送され好評を得る
毎年、卒業ソングや在校生からの贈る曲を作曲
静岡市立小中学校の開校に伴い、校歌を作曲
リコーダー全国大会に中学2年生を3度出場させ、リコーダー指導者賞を受賞
某企業の社歌作曲を担当
- 地域でのワークショップや音楽イベントの企画・開催
- 音楽教育に関する本、コラム執筆や講演会SNSを活用した情報発信

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